簡単な場面ほどミスしてしまうなぁ・・・
「よし!と思った時は、大概、ミスしちゃうんだよなぁ・・・」
「チャンスボールに弱いなぁ・・・」
「決めに行くと、だいたいミスしちゃうんだよなぁ・・・」
「どうして、最後までちゃんと決めれないんだろう・・・」
「簡単なボールほどミスしちゃうんだよなぁ・・・」
「せっかく良いボールを打って、簡単なボールが返ってきてるんだけどなぁ・・・」
あなたはこんな事を感じる事はないでしょうか?
テニスは確率のスポーツです。
野球のように一発逆転はありません。
また、自分のミスは即相手のポイントです。
その為に、テニスは自分のアンフォーストエラーを極力減らし、相手のミスを誘う事がとても大切になります。
ところが、アンフォーストエラーを無くす事は簡単ではありません。
逆に、アンフォーストエラーを無くそうとすれば、するほど、かえってミスが増えたりします。
こんな状況に陥ると、ほとんどのテニスコーチは技術をレベルアップさせて、この問題を解決しようとします。
ですが、それは勘違いです。
アンフォーストエラーの原因のほとんどはメンタルにあります。
その為に、メンタルを改善しないとアンフォーストエラーが無くなる事はありません。
もちろん、技術練習は必要が無いと言っているわけではありません。
技術が高くなれば、アンフォーストエラーが減る可能性は高くなります。
また、技術を高める事に終わりはありません。
常に高い技術を求める事はテニスの楽しみの一つでもあります。
ですが、技術レベルの高さと「アンフォーストエラーの原因」は別の問題です。
逆に初心者でも安定している人は安定しています。
では、アンフォーストエラーの本当の原因は何か?
それは「集中力のムラ」です。
つまり、「不安定なメンタル」が原因です。
例えば。
良いショットを打った後、何とか、相手が返してきた簡単なボールをミスしてしまう事があります。
これは良いショットを打った事によって、その後のボールへの集中力が急低下している事が原因です。
簡単に言えば、良いショットを打った結果に意識が囚われ、ボールへ集中できなくなったわけです。
また、チャンスボールが来るとかえってミスが増えるプレーヤーがいます。
このようなプレーヤーはチャンスボールを「決める事」に集中している場合がほとんどです。
本来であれば、ボールに集中するべきですが、「決める事」に集中しているわけですから、当然、ミスは増えます。
いずれにしても、アンフォーストエラーの最も大きな原因は集中力にムラがある事です。
「ボールに集中している時」と「ボール以外に集中してしまう時」のムラが大きい為に、アンフォーストエラーが出てしまうわけです。
ちなみにボール以外の集中する対象としては下記のような事が多いです。
「自分が打ったボールの結果」
「これから狙う場所」
「相手の動き」
など
これらに意識が向いてしまうとボールへの集中力は急低下します。
それが、アンフォーストエラーを引き起こします。
このような問題は技術レベルが高くなっても、解決する事はありません。
いくら上手な人でも、ボールに集中できなければ、ミスをして当然です。
逆に技術レベルが高くなくても、しっかりボールに集中できていれば、アンフォーストエラーは激減します。
その為に、アンフォーストエラーはメンタル面を改善しない限りは減る事はないのです。
ところが、ほとんどの場合、技術練習でこの問題を解決しようとします。
残念ですが、それではアンフォーストエラーの少ないプレーヤーに成長する事は難しいです。
それよりももっと簡単な方法があります。
それは、「どうすればボールへ集中する事が出来るか?」を学ぶ事です。
実は集中力にムラがあるプレーヤーは「どうすればボールに集中できるか?」を知らないプレーヤーです。
その為に「ボールに集中出来る時もあれば、集中出来ない時もある」
こんな状態を繰り返しているわけです。
ところが、ボールへの集中力を上げる具体的な方法が分かると集中力のムラが無くなり、安定します。
その結果、テニスのプレー自体も安定します。
つまり、アンフォーストエラーが激減するわけです。
ボールへの集中力を上げる事は難しい事ではありません。
方法さえ知ってしまえば簡単です。
「知っているか?」
それとも
「知らないか?」
この差がとても大きいのです。