ハレプから学ぶ、ショックから立ち直る方法
どんなプレーヤーでも、負ければショックを受けます。
また、期待が大きければ、大きいほどそのショックも大きいものです。
それはとても自然な事です。
精神的に弱い訳ではありません。
世界のトップ選手も負ければ、ショックを受けています。
元世界NO1のハレプもその一人。
2020年、全豪オープン準決勝。
ハレプはノーシードのムグルサと対戦します。
結果は7-6、7-5のストレート負け。
総獲得ポイントはムグルッサが90、ハレプが87
その差が僅か3ポイント。
試合後、ハレプはこう言っています。
「こういう負け方は余計にこたえる」「今でも心が痛みます。私はこの結果を受け止めなくてはなりません。
人生は続くのだから。私は大事なポイントでもう少し勇敢にプレーできていたはずです。
でも、できませんでした。守りに入ってしまい、ポイントを支配できませんでした。
二人ともいいプレーをしたけれど、彼女の方が少し強かった。
大事なポイントで勇敢にプレーしました」
引用元:THE TENNIS DAILY
さて、ここから学ぶべき事があります。
それは大きく二つ。
一つはありのままの結果を受け入れる事。
そして、もう一つは前に進む事。
この二つです。
「メンタルが強い=ショックを受けない」
こんな風にイメージする人は少なくありません。
でも、それは勘違いです。
本当にメンタルが強い人はありのままの結果を受け入れる人です。
ありのままの結果に向き合えば、ショックを受けるのは自然な事です。
ショックを受けない事がメンタルが強い訳ではないのです。
この時のハレプも大きなショックを受けています。
でも、彼女は「人生は続く」と言っています。
悔しい敗戦を受け入れ、前を向いています。
彼女の素晴らしさはここです。
そして、これが私達が学ぶべき事です。
大切な事は
「ショックを受けない」
「落ち込まない」
事ではないんです。
ショックを受けて、落ち込んでも良いんです。
でも、そこから立ち直りましょう。
そして、また、前に進みましょう。
もちろん、また、悔しい敗戦を経験するでしょう。
この時もショックを受けても良いんです。
でも、今度はほんの少しだけ、早く立ち直るようにしましょう。
これを何度も繰り返し、続けていくんです。
そうして、これを繰り返しているうちに
だんだん、ショックを受けても、短い時間で立ち直れるようになります。
これが本当のメンタルの強い人です。
だから、決して、ショックを受けたらダメなんじゃありません。
ショックだったら、どんどん落ち込んでください。
でも、ひとしきり、落ち込んだら、前を向きましょう。
また、あなたの未来が見えるでしょう。
そこに向かって、歩き始めましょう。
私も応援しています。