年齢、体力に関係なくテニスが上達する秘訣
こんにちは。
フィーリングテニスの戸村です。
私はホームページやブログなどで大脳生理学を応用したテニスの上達法「フィーリングテニス」を紹介しています。
ホームページやブログを読んで、フィーリングテニスに興味を持った方はメルマガに登録してくださって、より詳細な内容を知ってくれます。
さらに興味を持たれた方はセミナーや合宿、DVDなどでフィーリングテニスを学び、実践されます。
ちなみに、この上達法に興味を持ってくださる生徒さんはわりと経験年数が長い方が多いです。
その為に40歳を過ぎた方が必然的に多くなります。
この傾向は「経験年数が長くなる」「年齢を重ねる」ほどテニスが伸び悩んでいる事が一つの理由だと思っています。
では、40歳を過ぎて伸び悩んでいた方がフィーリングテニスを実践するとどうなるか?
「戸村先生
グリップの握り方を試行錯誤して3カ月、結局導握ったら良いのかますますわからない絶望的状況の中、半信半疑でもまあいいかと、すがるような気持ちでテキストを購入して7カ月近く経ちました。
内容は驚きの連続で、まさかと思いつつ、ひとつひとつ実行してみて結果が確実に出るのは驚きでした。
万年中級クラスから上級の末席までレベルアップしました。
今では壁打ちを工夫してでも集中力が上がった状態を作り出せます。
何か現実でありながら、そうでないような不思議な感覚です。ミスも激減、ダブルフォルトは5セットに1つ、レシーブミス1つ、ネットにボールをかけることも1回くらいになりました。
ラケットの何処でボールを打ったかがわかり、インパクト直後にこれは入る、ギリギリ、出るの感覚がするようになりました。
他方でひとつひとつのプレーで自分が具体的にどうしてるかがわからなくなってしまいました。
トスをどうやってあげてるか聞かれても説明できない状態です。
お陰さまで後期高齢者になってもテニスが楽しめる希望が持てるようになりました。
このようなテニス指導法をより多くの方が受けられるようにフィーリングテニスの発展を祈っております。
ありがとうございました。」
この方はフィーリングテニスを実践した結果をご報告くださったお1人です。
こんな風にフィーリングテニスは年齢に関係なく、上達する事が出来ます。
逆に言えば、40歳を過ぎた大人の方が上達する為のノウハウが詰まっています。
そこで、今回は「どうして40歳を過ぎても上達し続ける事が出来るのか?」
また「40歳からテニスが上達する為に最も大切な事は何か?」についてお話ししたいと思います。
40歳を過ぎるとテニスの上達が難しくなる理由
では、まず、40歳を過ぎると上達が難しくなる理由を考えてみましょう。
まず、すぐに思い浮かぶのが身体の「老化」です。
当たり前の事ですが、年齢を重ねる毎に身体は老化します。
それに伴い、体力は低下し、感覚は鈍くなります。
老化はどんな人間にも必ず訪れます。
テニスは見た目以上にハードなスポーツです。
体力が低下し、感覚が鈍くなる事は上達するには明らかにマイナスの要素です。
衰える速度と新しい事に気づき、身につける速度。
40歳からのテニスはこの二つの速度の関係が大きな鍵になります。
衰える速度の方が新しく気づく速度よりも早くなると上達は止まり、現状を維持する事が出来なくなります。
逆に衰える速度よりも新しい事に気づき、身につける速度の方が早くなれば、年齢に関係なく上達する事が出来ます。
では、そんな事が出来るのか?
実は可能です。
実は身体の老化以上にテニスが上達が止まる理由があるからです。
この理由を改善する事が出来れば、上達する速度を早める事が出来ます。
そして、衰える速度よりも早く新しい気づきを身につける事が可能になります。
その理由とは脳の使い方です。
テニスは左脳ではなく、右脳でプレーする必要があります。
左脳は言語や理論、理屈を司る脳。
右脳は直感や感覚、イメージを司る脳。
芸術は音楽などは右脳がとても重要になりますが、テニスもこれらと同じように右脳がとても重要になります。
ところが大人になれば、なるほど、理論、理屈、思考でテニスをプレーするのが一般的です。
これがテニスの上達を止めます。
ちなみに子供達は理論、理屈でテニスをしません。
直観、イメージ、経験でテニスします。
その為に、みるみるうちに上達していくわけです。
先ほどもお話したように40歳を過ぎると急にテニスが伸び悩むのは体力の低下が原因だと考えられています。
ですが、本当は違います。
もちろん体力の低下がマイナス要素である事は間違いがありません。
ですが、それ以上に大きな原因は脳の使い方です。
知らないうちに左脳でテニスをしている事がテニスの上達を止める一番大きな原因です。
ですから、ここに40歳を過ぎても上達し続ける鍵があるのです。
40歳を過ぎた大人とジュニアの指導が同じで良いのか??
少し話は広がりますが、そもそも40歳を過ぎた大人と育ち盛りのジュニア達の指導が同じっておかしいと思いませんか?
どちらの場合も同じように正しい打ち方や身につけたい身体の動きを練習します。
もちろん体力や身体の柔軟性、筋力などの違いは考慮されています。
ですから、指導される内容に多少の違いはあるでしょう。
ですが、正しい打ち方、最新の打ち方、理に適った打ち方を学ぶ事に違いがありません。
「脱力して打ちましょう」
「身体はこうして動かしましょう」
「ラケットはこうして使いましょう」
・・・・・
説明や練習ドリルは多少違っても、フォームや打ち方を練習している限り、ジュニアも大人も同じ指導を受けているって事です。
これでは、右脳を積極的に使っているジュニアと違い、左脳を重点的に使う大人には大きな問題が起こるというわけです。
脳の使い方は自分では中々自覚する事が出来ません。
ジュニア達は右脳を使っている自覚はありませんし、逆に大人たちは左脳を使っている自覚もありません。
その為に、自分ではこの違いを中々気づく事が出来ないんです。
ですから、指導方法、練習方法はジュニアと大人ではその方法を替える必要があると私は考えています。
40歳を過ぎると、より右脳を積極的に使うような指導と練習が必要だと言う事です。
どうして、フィーリングテニスは40歳からでも上達出来るのか?
ちなみにどうして、フィーリングテニスは40歳を過ぎた大人の皆さんが急激に上達するのか?
理由は簡単です。
左脳を使わず、右脳に働きかけるような練習方法を実践してもらうからです。
具体的には、頭で考えず、身体に任せる練習をします。
これはまた、「覚える練習」ではなく「感じる練習」「気づく練習」とも言えます。
一般的には正しいフォームや理に適った打ち方、最新の技術などを理解し、反復練習し、身につける事で上達しようとしますよね。
「身体は横に向ける?向けない?」
「テークバックは上から?下から?」
「股関節はこうする?ああする?」
「早く構えない?構えない?」
「打点は前?後ろ?」
・・・・・・
youtubeを観ても、色んなコーチがいろんな角度からテニスを研究し、良かれと思う方法で生徒さんを指導しています。
「なるほどなぁ」と思う事がたくさんあります。
ですが、これらは全て「覚える練習」です。
ですから、中身は多少違っても、結局は左脳を使うという意味では同じなんです。
フィーリングテニスではそんな練習はしません。
理由はそれらの練習は左脳を使う練習になり、中々上達出来ないからです。
確かに右脳を使っているジュニア達には有効かもしれません。
ですが、大人の方には不向きです。
むしろ弊害と言っても良いかもしれません。
先ほどもお話ししたように大人の方には右脳を積極的に使うような指導、練習が必要です。
その為には「覚える練習」はダメだと言う事です。
では、どんな練習をすれば良いのか?
先ほどもお話ししたように、大人の方が上達する為に必要な練習は右脳を使う練習です。
それは「覚える練習」ではありません。
「感じる練習」または「気づく練習」とも言える練習です。
このような練習は自然と感覚を使う練習になります。
感覚は右脳を使う事になり、直観力やイメージ力が磨かれます。
例えば、味覚について考えてみましょう。
味覚は舌にある「味蕾」という受容器によって感じる事が出来ます。
特別に何かをする必要はありません。
ただ、口に入れて、「感じる」だけです。
そうすれば、その味が「辛い」「甘い」「薄い」などの味を感じる事が出来ます。
ですが、左脳で思考すると味を感じる事が出来なくなります。
理由は思考すると左脳が働き、右脳の働きがストップするからです。
例えば、何か考え事をしながら食事を食べてみてください。
その味を感じる事は出来なくなります。
「感じる」とはそういう物です。
では、テニスの場合はどうすれば良いのか?
ボールをただ、打ちます。
そして、その時の衝撃の強さや振動を感じます。
また、その時、「ボールがどのように、どれぐらい飛んで行くのか?」を観察します。
するとだんだん、インパクトの時の衝撃と飛んで行くボールの相関関係に気づく事が出来ます。
例えば。
「これぐらいの強さで打てば、これぐらい飛んで行く」
「こんな音がすれば、こんな回転がかかる」
「これぐらいの高さに打てば、あのあたりでバウンドする」
・・・・・・・
このような事を感覚として掴む事が出来ます。
この感覚がボールを操る元になります。
こんな練習を繰り返していると、様々な状況でもボールをイメージ通りにコントロールする事が出来るようになります。
上級者たちがボールをコントロールできるのはフォームや打ち方が良いからではありません。
その証拠に彼等はバランスが崩れた状態で、フォームが良くなくてもボールをコントロールする事が出来ます。
それはボールを操る感覚に気づいたからです。
そして、それは右脳を使って練習したからこそ、身に付く物です。
40歳を過ぎても上達し続ける為にはこのような練習が必要です。
40歳からのテニスで大切な事
40歳からのテニスには大切な事がいくつかあります。
まず、一つは「怪我や故障をしない事」です。
子供達と違い、大人になると体力がなくなり、回復力が低下します。
これは誰でも仕方が無い事です。
その為に大切な事は怪我や故障をしない事です。
無理な動きや不要な動きは怪我や故障の原因になります。
また、ハードな練習のやりすぎにも注意する必要があります。
健康であり続ける事がとても大切な事です。
その為にはフォームの無理な矯正は危険です。
良いも悪いも含めて、今の動きがあります。
いくら正しい動きだからと言って、無理にフォームを改善する事は「百害あって一利なし」です。
上手くならないだけではなく、怪我や故障の原因になります。
世界のトッププロ達をご覧ください。
誰一人として同じフォームで打っている人はいません。
これは、一つの決まった理想のフォームが存在しない事を意味しています。
みんな自由に打ち続けた結果、自分なりの動きが身に付いたわけです。
自分なりの自然な動きを身につける事は、フォームを強制せず、ボールに集中する事です。
そして、身体に任せてボールを打つ事です。
私達の身体は基本的に無駄な労力や負担がかかる動きをしないように出来ています。
次の食事にいつありつけるか分からない為に、無駄なエネルギーを使わないようにするからです。
故障をしないように出来るだけスムーズに動こうとします。
それは、自分の身体を守る本能です。
つまり、身体は「どう動けば良いのか」を知っています。
ところがそれを邪魔するのは頭で考える理論、理屈です。
ですから、大人の方は「正しいフォームを練習すれば、するほど無駄で効率が悪いフォームになる」という矛盾が起こります。
小さな子供達は右脳を使っているので、そんな事は起こりません。
ですが、大人はそうではありません。
自分の身体に合った自然な動きでプレーするには、身体に命令しない事です。
「身体に任せて、打つ」
これがとても大切になります。
まとめ
先ほどもお話ししたように40歳を過ぎた大人のプレーヤーがジュニア達と同じように覚える練習をする事には無理があります。
脳は「脳幹 ⇒ 辺縁系 ⇒ 右脳 ⇒ 左脳」という順番で発達します。
その為に子供達は左脳がまだ、発達途中です。
左脳を使いたくても、使えないわけです。
ですから、理論立てて、思考したり、推察したりする事は出来ませんよね。
ですが、年齢を重ねると左脳が発達し始め、より積極的に左脳を使うようになりがちです。
その為に、高度な思考や分析、理論的な説明が出来るようになります。
ただ、テニスの上達に関しては、これが邪魔になります。
テニスは右脳でプレーする事がとても重要です。
小さな子供達と大人たち。
その上達の速度を比べるとその違いは一目瞭然です。
理由は脳の使い方にあります。
ただ、逆に言えば、40歳を過ぎた大人であっても右脳を使うような練習をすれば、急激に上達する事は可能だと言う事でもあります。
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