テニスのフォームや打ち方に惑わされるな
進化、成長、上達とは質が変わる事です。
姿、形が変わる事ではありません。
テニスはフォームや打ち方、グリップが変わってからと言って上達できるわけではありません。
これはテニスに限った話ではありません。
スポーツはもちろん、ビジネスでも勉強でもみんな同じです。
人の成長を考えてみましょう。
オシャレやお化粧をしたからと言って成長したと言えるでしょうか?
また、逆に見た目が全く変わっていないからと言って成長していないと言えるでしょうか?
いいえ、そんな事はありません。
もちろん、精神的に成長する事で顔つきが変わったり、身のこなし、立ち居振る舞い、身なり等、姿形が洗練される事は多々あります。
ですが、それは内面の成長によって変化した結果であり、原因ではありません。
真の進化、成長、上達は姿、形ではないのです。
これはテニスにおいても同じ事が言えます。
グリップやフォームや打ち方、身体の使い方などの姿、形を身につけるだけでは上達する事はできません。
上達する為に必要な事は質の変化です。
質は一見するだけではわかりません。
例えば、塩と砂糖。
一見するとどちらも同じ白い粉です。
ですが、口に入れてみるとその違いは誰でもすぐにわかります。
これが姿、形と質の違いです。
では、テニスにおいての質とは?
それはボールに対する感覚やイメージです。
これらは外見だけでは全く分かりません。
同じようにグリップを握って、同じようなフォームでボールを打っても、その人の感覚やイメージで全く別のプレーになります。
これがテニスの質の違いです。
ところが残念ながら従来のテニスのレッスンや上達法はグリップやフォーム、打ち方などの姿、形を覚える事に終始します。
これでは、テニスの質を進化、成長させる事はとても難しいのです。
と言うよりも、姿、形にこだわる為に、逆にテニスの質を高める邪魔をします。
遠回りせず、テニスが上達するにはテニスの質を高める事が必要です。
その為にはテニスのフォームや打ち方に惑わされてはいけないのです。