フォアハンドのイップスで悩んでいます

フォアハンドのイップスについてご相談をいただきました。

フィーリングテニス様

 

はじめまして。
関西在住の〇〇と申します。
この度、HPを見ていて興味を持ち、
「イップス」に関するご相談があってヒントをいただけたらと思い、メールいたしました。

 

まず、私のプロフィールを紹介いたします。
<性別>

<年齢>
32歳
<テニス歴>
小学生2年(硬式)
中学~高校 部活動6年(軟式)
専門学校 部活動2年
職業コーチ 6年
現在は会社員ですが、週1回~2回ペースで練習

 

<テニスの経歴とイップスに関する経緯>
中学では県上位に入り全国大会にも入りましたが、県選抜に選ばれてからプレッシャーで調子を落とし、試合で今まで通り打てなくなってきました。
それでも、緊張の範囲内だったと思います。

 

高校は部活の推薦で決まり、
春休みから練習に参加しましたが、その時に初めて「イップス」を経験しました。
練習試合でフォアが全く打てなくなり、その日は相手への送球もままならなくなりました。
すべてのフォアをドロップまたはバックハンドのみで試合し、期待を持ってくれていた先輩から落胆されたり、笑われたりと非常につらい経験をしたのを覚えています。

 

入学後、ある程度は緩和されたので、ブランクが原因だったと思っていたのですが、試合ではフォアが怖く、全く打てなかったため高校では目立った成績は残せませんでした。
ただ、高校二年のインターハイ予選の団体戦の時だけは今までにない力を発揮できたのを覚えています。

 

卒業後、硬式に転向し、同時にフォアはスピン主体で振りぬく(回転かければコートにおさまるだろう)考えでいき、しばらくイップスの症状はでなくなりました。
おかげで、硬式転向後はフォアが一番得意なショットとなり、専門学校ですが全国大会でも成績を残すことができました。

 

卒業後、アルバイトしていたテニススクールで就職し、6年間職業コーチをしていましたが、この頃から再びフォアの「イップス」症状がでるようになりました。
練習の時は、全く問題なく打てるのですが、試合になると右手の感覚がおかしくなり(力が入ってスイング時に右手がでてこない)
試合でスピンが振りぬけなくなりました。

 

その後も、ラリーでは問題ないですが、試合形式になるとフォアが別物という感じです。

 

現在、会社員で趣味として試合に出ながらテニスしているのですが、フォアが気持ちよく打てない感覚は未だにぬぐい切れず、もやもやとしながらプレーしています。
特に「高い打点」と「右側(フォア側)に逃げていくボール」の時に症状が悪化します。
また、フォアボレーでも同様の症状が出始めています。

 

「昔とまったく同じように」とはいかないのはわかっていますが、少しでもフォアを改善したく思っていますので、アドバイスいただけないでしょうか。

 

長文になりすみませんが、相談しても理解してくれる人がいないのが現実です。
よろしくお願いいたします。

〇〇様

 

こんにちは。
フィーリングテニスの戸村です。

 

ご相談ありがとうございます。

 

実際に見ていないので抽象的なアドバイスしかできませんが、ご了承ください。
一番の原因は本当のボールへの集中を体験した事がない事だと思います。
その為に、プレッシャーがかかった状態で身体の動きに頼ってボールをコントロールしているために、段々イップスに陥ったと考えられます。
本来、ボールのコントロールとはボールに集中する事によって、身体が自動的に動く事から生まれる物です。
また、この時の身体の動きは潜在的に持っているイメージと結びついています。

 

つまり、簡単に言えば、打ちたいボールをイメージするだけで身体が勝手に動いて、勝手にボールをコントロールしてくれるのです。
このような状態になるように身体に繰り返し、体験させる事が練習です。

 

ところが、残念な事に、現在の常識では、フォームや打ち方、身体の使い方でボールをコントロールしようとします。
その為に、頭でフォームや身体の使い方を意識して、それを身につけようと練習します。

 

このような練習を繰り返す事で段々と頭と身体が乖離していきます。
これがイップスに陥る一番大きな理由です。

 

ですから、イップスに陥る方には下記のようないくつかの傾向があります。
・とても真面目な方が多い
・上達の為のモチベーションが高い
・完璧主義の傾向がある
・結果に集中しがち

 

全ての方に当てはまるとは言いませんが、経験上、私はこのように感じています。

 

さて、次にイップスの改善方法についてですが、これには大きく二つあります。
一つは「ボールへの本当の集中とはどういう物か?」
これを体験する事です。

 

軽症であれば、ボールに集中する感覚を身につけるだけで自然と消えていきます。

 

理由は「ボールに集中する」とは頭で身体に命令をする状態ではないからです。
その為に身体が自由に動き始め、乖離していた頭と身体が段々一致するようになります。
その為にイップスが消えていきます。

 

ポイントは「ボールへの本当の集中」を体験出来るかどうかです。
と言うのは多くのプレーヤーは自分ではボールに集中しているつもりでも、実はそれは集中状態ではなく、思考状態である事が非常に多いからです。
実際に、「ボールに集中しているつもりだったのに、イップスに陥ってしまった」と言う方は少なくありません。
この点については無料でお配りしている「フィーリングテニス 実践テキスト(特別版)」をご覧いただくとそのヒントを掴んでいただけると思います。

 

次に二つ目のポイントです。
重症の場合はボールに集中する感覚を学ぶと同時に、頭と身体が乖離する一番の源になるイメージの修正が必要です。
イップスの状態を数多く経験する事は、イップスのイメージを刷り込む事になります。
その為に、間違ったイメージが記憶されている事が非常に多いです。

 

このイメージを修正して、現実に即した正しいイメージに修正する必要があります。
ただ、この間違ったイメージは人によって全く違います。
ありとあらゆる可能性がありますので、決まった方法が無いのです。
その為に、この場合は実際に私のレッスンを受けていただくほか方法はありません。

 

以上が私の見解です。
何か、参考になれば、良いのですが。

 

ただ、いずれにしても、イップスは適切に対処すれば、必ず消えていきます。
そこは安心してほしいと思います。

 

とは言う物の先ほどもお話ししたようにイップスの状態を経験するとその状態が刷り込まれていきますから、症状はどんどん進行する可能性が高いです。
ですから、対処するのは出来るだけ早い方が良いのは間違いがありません。

 

また、何か、私でお手伝い出来る事があればご相談ください。

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