シングルスの試合に必要な心構えは?
今回はシングルスの試合に必要な心構えとコートやボールへの慣れについてご質問をいただきました。
フィーリングテニス 戸村さん
こんにちは。〇〇です。
いつも有益なアドバイスありがとうございます。
さて、今回はご報告と質問が3つほどあります。
まず、肩が昨日今日あたりでかなり回復してきており、昨日は久しぶりにちゃんとしたサーブからのキープができました!
まだ、全力では打っていませんが。
トリガーポイント治療のセルフケアの本などして、ストレッチしたり、接骨院通ったりしてる結果かもしれません。
今日はさらに肩がよくなっており、フィーリングテニスのホムペのサーブのときはイメージとボールへの集中が大事ということを意識して実践したところ、サーブ練習でとてもいいサーブが打て始めました。
また、〇月〇日に〇〇のシングルスの大会(下部大会)に遊びででるつもりです(笑)
もし、身体が無理そうなら、途中棄権も考えてます。
そこで、質問なのですが、シングルスの大会に出るにあたっての心構えなどあるでしょうか?
次に、オムニコートであっても全然ボールの止まり方が違うことに気づきました。
また、普段慣れないボールも違うサークルでは、まだ慣れてないです。
そこで、このように、ボールの種類(ダンロップかブリジストン)やコートによって打ちにくかったりするのですが、これはもう繰り返し練習して直すしかないんでしょうか?
どうか、よろしくお願いします。
〇〇さま
こんにちは。
肩のほうだいぶ良くなってきたようで良かったです。
益々楽しみですね。
さて、ご質問の件ですが。
まず、心構えですが、シングルスと言えど、特別な事は必要ありません。
もっとも大切な事はタイムトラベラーにならず、「今」に居続ける事です。
その為に、「ただ、ボールだけに集中する」
これが最も重要な課題です。
ただ、試合前に戦術的な事を一つだけイメージしてください。
それは、「相手よりも一球多く返球する」と言う事です。
ダブルスと違い、シングルスはより安定性を求められます。
理由はダブルス程の攻撃力を活かせる場面が少なくなるからです。
その為に、無駄な攻撃はかえって自分のプレーのバランスを崩します。
そして、結局は自分のミスが増えて、相手にポイントを献上しがちです。
いわゆる自滅と言うパターンです。
戦略的にはこの状態に陥らない事が最も重要です。
それを避ける為には歴代のチャンピオン達が言うように「相手よりも一球多く返球する」
この覚悟を持って試合に臨んでください。
そして、試合に入ったら、ただ、ひたすらボールと向き合い、集中する事。
これだけです。
頑張ってください!
次に慣れの問題ですが、基本的にこれも同じですね。
確かにボールやコートでボールには変化があります。
ですが、それに意識を取られては、ボールへの集中力が下がり、かえってプレーは不安定になります。
また、ボールやコートの変化に対する対応力を磨く事が出来ません。
同じ事の繰り返しになりますが、頭で認識した事に対して、頭で対処しようとすると結局は「頭で分かっていても出来ない・・」という状態になります。
大切な事は頭ではなく、身体に学ばせる事です。
また、身体が学ぶ事が「慣れる」と言う事もあります。
そういう意味でも、ボールやコートが違っても、その違いに意識して対応しない事です。
そうではなく、逆にその違いや違和感を感じても、気にせず、忘れて、ボールに集中し続ける事が一番必要な事です。